2021-12-09 テクノロジー

日本の次世代主要産業は「電気自動車」になる -- TSMCと提携、熊本県の半導体工場建設は国家戦略

注目ポイント

熊本県は、日本のカーアイランドとして知られる—―。九州の真ん中に位置し、その豊富な水資源は半導体工場を建設する上で好条件の立地であるのに加え、当地区にある各半導体、自動車企業は、次なる「電気自動車」という次世代主要産業に繋がっていく。


電力需要の観点からも、グリーン電力システムを推し進めることが必要不可欠となる。多くの企業が2020年から2050年までの間にグリーン電力システムの完全化を掲げており、導入の進捗状況を毎年報告している。須田氏は、今回の台湾と日本の合作の重要ポイントは、トヨタや他の企業が大部分の自動車を九州で製造してきたという点を指摘した。それがサプライチェーンとみなされた場合、日本は本土に工場を建設するほかない。須田氏は「さもなければ、日本が将来的に国際競争力を持つことは難しい。つまり、熊本に工場を建設することは、今後の10年または20年先の重要な産業発展のための国家戦略である」と繰り返した。

 

原文作者:莊貿捷
原文責任編集者 / 原文校閲者: 翁世航
翻訳者:黄群儒
校閱者:TNL JP編集部

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