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来年1月に行われる総統選を巡り、最大野党の国民党と野党第2党の民衆党は15日、協議を行い、候補を一本化することで合意した。

(台北中央社)来年1月に行われる総統選を巡り、最大野党の国民党と野党第2党の民衆党は15日、協議を行い、候補を一本化することで合意した。7日から17日までに発表の各世論調査結果を基に総統と副総統の候補を決め、18日に結果を公表する予定だ。
協議後に出された声明によれば、両党共同で選挙委員会を立ち上げ、総統選、両党が推薦する立法委員(国会議員)選(総統選と同日実施)の各候補を支援することで一致したという。また比例代表については、各党がそれぞれ努力するとした。
また総統と副総統の候補については、馬英九(ばえいきゅう)前総統と国民党、民衆党それぞれが選んだ専門家が各世論調査の結果を分析し、馬英九基金会が18日に結果を公表するという。
これまでの世論調査では与党・民進党の頼清徳(らいせいとく)副総統の支持率が最も高く、国民党の侯友宜(こうゆうぎ)新北市長、民衆党の柯文哲(かぶんてつ)前台北市長が後を追う形となっていた。総統選には鴻海(ホンハイ)精密工業の創業者、郭台銘(かくたいめい)氏も出馬の意向を示しており、署名推薦での立候補の条件を満たしている。
(郭建伸、劉冠廷/編集:齊藤啓介)