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BTSが所属する韓国最大手の芸能事務所HYBE(ハイブ)は成長著しいラテン音楽市場に進出するため、スペイン語メディア企業の音楽レーベル、Exile Musicを買収した。アーティストの育成でK-POPビジネスの方法論を取り入れることを検討しているという。
ロイターによると、K-POPの人気グループBTSを擁する韓国最大手の芸能事務所HYBE(ハイブ)は11月13日、スペイン語メディア企業の「Exile Content Studio」の音楽レーベルの「Exile Music」を買収し、ラテン音楽市場に進出したと発表した。
HYBEは、アーティストのマネージメントとタレント発掘のためにラテン・アメリカ部門を設立し、ラテン音楽市場にアーティストのトレーニングと育成に代表されるK-POPビジネスの方法論を取り入れることを検討していると述べた。
HYBEの広報担当者は、買収の金銭的条件については明言を避けた。
HYBEの声明によると、2022年の成長率で世界全体の音楽市場が前年比9%であるのに対して26.4%の成長を見せた推定13億ドル(約1950億円)のラテン音楽市場の急成長を利用しようとしている。
K-POP界最大の世界的成功を収めたBTSは、メンバーが韓国で兵役に就く間、グループとしての活動を一時休止しているが、今年9月に7人全員が再契約を結び、兵役を終えた2025年以降にグループ活動を再開することになっている。
アナリストによれば、BTSの不在にもかかわらず、より多くのバンドが国際的に幅広い支持を得たため、K-POPアーティスト全体の売上高は2023年に前年比で増加した。