注目ポイント
台湾では2019年に同性婚特別法が第三読会で可決通過し、アジア初の同性婚を法制化した国家となった。世界で初めて同性婚を法制化した国家はオランダで、2000年に婚姻法が改正された。2000年以降、世界中で多くの国家が同性婚の権利を法制化しているが、各国の法制化の道筋は異なっている。 以下の地図は各国の法制化の状況と方法を示したものである。対照として、未だ法制化されていない、または同性性行為を罪としている国家も加えられている。これで世界各国のLGBTに対する法的な理解度を推し量ることができる。
アフリカの国家の中では、南アフリカだけが民事結合法を制定しており、同性にも異性にも適用され、これにより同性パートナーも結婚と同様の権利と義務を獲得する。ほかの国家は、権益に関する法案が定められていないか、同性間の性行為は罪となる。

まとめ
全体的に世界を見ると2000年以降、ヨーロッパ、アメリカ、オセアニアの国家の多くが、すでに同性婚を法制化しており、ほとんどが現有する法律をそのまま改正し、特別法を定めたり、同性パートナーに関する法律を定めることは少ない。中央アジアとフィリピン区域の大多数の国家は、同性間の性行為を許してはいない。東アジア、東南アジア、南アジアではほとんどが同性婚やパートナーの権益を法制化しておらず、一部国家では同性間の性行為は罪となる。

原文作者: If Lin
原文責任編集者: 楊士範
原文校閲者: 楊士範
翻訳者: TNL JP編集部
校閱者: TNL JP編集部