注目ポイント
東京で開催されていた、台湾の優れた製品や技術をPRするイベント「台湾エキスポ」が11日、3日間の日程を終えた。主催団体の一つ、台湾貿易センター(中華民国対外貿易発展協会、TAITRA)によれば、延べ2万人以上が来場し、約8500万米ドル(約130億円)の商機をもたらしたという。

(台北中央社)東京で開催されていた、台湾の優れた製品や技術をPRするイベント「台湾エキスポ」が11日、3日間の日程を終えた。主催団体の一つ、台湾貿易センター(中華民国対外貿易発展協会、TAITRA)によれば、延べ2万人以上が来場し、約8500万米ドル(約130億円)の商機をもたらしたという。
経済部(経済省)国際貿易署(国際貿易庁)とTAITRAが主催。日本では初めての開催となった。「スマートで持続可能な生活ビジョン」をテーマとし、デジタルトランスフォーメーション(DX)やグリーントランスフォーメーション(GX)の技術や商品を扱う業者を中心に、飲食物や雑貨、花を扱う業者なども含め、計135の企業や団体などが出展した。
スマートヘルスケア(医療)のパビリオンには11の企業と医療機関が出展した。このうち、肺がんの早期発見などに貢献する人工知能(AI)ソフトウェアを開発した倍智医電(V5med)は大手商社の丸紅と協力協定を交わした。同社の製品が今後、日本の医療機関に普及する見込みだという。
また台日の科学技術産業の協力強化に向け、半導体とメタバースの分野でそれぞれ、台日の連携を探るフォーラムが行われた。さらに会期中には小池百合子東京都知事や複数の衆院議員が視察に訪れた他、タレントの藤本美貴さんや俳優の速水もこみちさんによるトークショーも行われた。
(張璦/編集:田中宏樹)