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バルト3国を歴訪している台湾の呉釗燮外交部長(外相)は10日、リトアニアで開かれたハイレベルフォーラム「民主主義の未来」の開会式に出席し基調講演を行った。

(台北中央社)バルト3国を歴訪している呉釗燮(ごしょうしょう)外交部長(外相)は10日、リトアニアで開かれたハイレベルフォーラム「民主主義の未来」の開会式に出席し基調講演を行った。席上、自身や台湾の人々、両国の友好関係のいずれにとっても「大きな意義がある」と今回の外遊の重要性を強調した。
外交部(外務省)によれば、同フォーラムはリトアニアの外務省によって毎年、開催されており、世界の民主主義国の外相や国際組織の代表、自由民権運動の活動家らが参加している。
講演では、リトアニアがソ連から独立し、自由と民主主義を享受できるまでの道のりが台湾の人々を鼓舞したことや両国とも民主主義陣営の最前線にあり、権威主義の拡張により生活が脅かされていることなどにも言及。胸を張って将来を迎えるためにも、民主主義のパートナーは連携するよう訴えた。
呉氏は6日から12日までの日程でバルト3国を訪問中。7日にはラトビア、8日にはエストニアのシンクタンクでそれぞれ講演。台湾がバルト3国の人々と同様に自由と民主主義の信念を堅持していることなどを伝えている。
(黄雅詩/編集:荘麗玲)