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台湾の通信大手、中華電信は8日、テレビ東京と共同でドラマ「ソロ活女子のススメ4」を制作すると発表した。同作のうち3話を台湾で撮影する。同社は、今回の共同制作を皮切りに、今後さまざまな形で協業していけるよう期待を示した。

(台北中央社)台湾の通信大手、中華電信は8日、テレビ東京と共同でドラマ「ソロ活女子のススメ4」を制作すると発表した。同作のうち3話を台湾で撮影する。同社は、今回の共同制作を皮切りに、今後さまざまな形で協業していけるよう期待を示した。
「ソロ活女子のススメ」は2021年に放送開始され、これまでに3シーズンが制作されている。中華電信は3シーズン全ての配信権を購入し、今年放送されたシーズン3については台湾での独占配信権を取得。最新作となるシーズン4は独占配信権だけでなく、テレビ東京と共同で台湾編を企画した。
記者会見が台北市内で行われ、中華電信の呉麗秀執行副総経理(執行副社長)やテレビ東京の斉木裕明国際事業室長、主演の江口のりこさんらが出席した。
呉氏は、同社が海外の事業者と共に映像作品を制作するのは初めてだとし、今回の共同制作は両社にとって今後長く続いていく協業の始まりになるだろうとあいさつ。斉木氏は、「孤独のグルメ」など同局の人気ドラマが中華電信のプラットフォームで多数配信されていることに触れ、これまでの連携を基礎として、昨年11月に「ソロ活女子」の台湾編を制作する構想が持ち上がったと明かした。
台湾編の撮影はすでに始まっており、北部の台北、新北の他、南部の台南、高雄でも撮影が行われる。台湾訪問は今回が初めてだという江口さんは台湾の印象について「食べ物もおいしくて、人々も優しくて、いい時間を過ごさせてもらっている」と話した。千葉貴也プロデューサーによれば、台湾編には台湾の俳優も出演予定だという。
「ソロ活女子のススメ4」は日本では来年4月期にテレビ東京系で、台湾では同第1四半期(1~3月)に中華電信のマルチメディアプラットフォーム「MOD」と動画配信サービス「Hami Video」で独占配信される予定。
(江明晏/編集:名切千絵)