2023-11-09 観光

日本時代に開業 高雄駅の歴史紹介する展示 哈瑪星台湾鉄道館

注目ポイント

台湾南部・高雄市の博物館、哈瑪星台湾鉄道館で3日、高雄駅の歴史を紹介する展示「駅動・城啓―高雄車站百年物語」が始まった。日本統治時代から現在までの鉄道の発展の様子を振り返られる。

「駅動・城啓―高雄車站百年物語」のメインビジュアル(facebook.com/B8Warehouse?locale=zh_TWから)

(高雄中央社)南部・高雄市の博物館、哈瑪星台湾鉄道館で3日、高雄駅の歴史を紹介する展示「駅動・城啓―高雄車站百年物語」が始まった。日本統治時代から現在までの鉄道の発展の様子を振り返られる。

高雄駅は1900(明治33)年、現在の高雄メトロ(MRT)西子湾駅近くに臨時打狗停車場として開業し、その後打狗駅を経て高雄駅と改称。41(昭和16)年に現在の高雄駅の位置に旅客輸送専用の新駅が完成すると、新駅が高雄駅の名称を冠し、旧駅は高雄港駅と改められた。

41年に完成した駅舎は、現在の高雄市立歴史博物館と共に、高雄に2つある帝冠様式の建物だとされ、戦後に新駅舎が完成してからも保存されており、同博物館の李旭麒代理館長は、どちらも高雄の都市の感情と歴史の記憶を背負っていると、その重要性を強調した。

6日には埼玉県さいたま市にある鉄道博物館の大場喜幸館長が哈瑪星台湾鉄道館を視察。内部で展示されているジオラマを高く評価したという。

(林巧璉/編集:齊藤啓介)

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