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台湾の外交部は3日、日本政府がイスラエルに派遣した自衛隊機に、台湾人とその家族ら4人が搭乗し、現地から退避したとして、同政府に対し心からの感謝の意を伝えた。

(台北中央社)外交部(外務省)は3日、日本政府がイスラエルに派遣した自衛隊機に、台湾人とその家族ら4人が搭乗し、現地から退避したとして、同政府に対し心からの感謝の意を伝えた。
外交部によると、イスラエルにある駐テルアビブ台北経済文化弁事処(大使館に相当)は理念の近い国の在イスラエル公館と密接に連絡を取っていると説明。日本の在イスラエル大使館から自衛隊機に若干名の台湾人を同乗させられるとの申し出があったとした。
外交部は、台湾と日本はインド太平洋地域で民主主義や自由、人権の普遍的価値などを分かち合うパートナーとして、相互に国民の退避を支援しているとし、互いに助け合う友好関係の表れだとコメント。駐テルアビブ弁事処は引き続きイスラエルからの退避を希望する人々に対して必要な支援を行うとした。
自衛隊機はイスラエル時間2日午後4時ごろ、テルアビブの空港を離陸。日本時間3日午後6時45分に羽田空港に到着した。
(黄雅詩/編集:齊藤啓介)