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台湾の監督で脚本家のチェン・フイリン(陳慧翎)さんが1日午後、台北市内の病院で死去した。

(台北中央社)「秋のコンチェルト」(下一站,幸福)など台湾ドラマのヒット作を手がけた監督で脚本家のチェン・フイリン(陳慧翎)さんが1日午後、台北市内の病院で死去した。48歳だった。10年前に子宮頸がんを患い、再発を繰り返していたという。
チェンさんと長年一緒に作品を手がけてきた映像プロデューサーのサルソ・チョウ(周銓)さんが同日、明らかにした。
チェンさんは「秋の~」で監督・脚本を務めた他、「王子様の条件」(拜金女王)や「ママ、やめて!」(媽,別鬧了!)をはじめとするドラマや映画「一分間だけ」(只要一分鐘)などでメガホンを取った。台湾のテレビ番組賞「電視金鐘奨」では監督賞を3回、編集賞と脚本賞を各1回受賞している。
チョウさんによれば、チェンさんは母親や20~30人の友人が見守る中、息を引き取ったという。
チョウさんは、チェンさんと共に準備していた新作ドラマ「祝妳幸福」と映画「我的老婆是紙做的」について、「彼女が撮りたかったものは必ず撮る」とし、制作を継続していく方針を示した。
チェンさんの友人がチェンさんのフェイスブックに投稿した内容によれば、故人の希望によって告別式は行われず、樹木葬の形式で弔うという。
(葉冠吟/編集:名切千絵)