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台湾台北市内に建設中の多目的施設、台北ドーム(台北大巨蛋)で来月18日に有観客での野球の試合が試験的に行われるのを前に、市議10人余りが30日、現地を視察した。議員からは照明の明るさや空中を舞うほこりなど複数の改善点が指摘された。

(台北中央社)台北市内に建設中の多目的施設、台北ドーム(台北大巨蛋)で来月18日に有観客での野球の試合が試験的に行われるのを前に、市議10人余りが30日、現地を視察した。議員からは照明の明るさや空中を舞うほこりなど複数の改善点が指摘された。
視察に訪れたのは、市議会教育委員会に所属する議員ら。建設を請け負う遠雄グループから報告を受けた他、球場やブルペン、選手控室などを見て回った。
民進党の市議は球場の照明や柱などの設計が選手のプレーの妨げになると指摘。来月の試合までの改善を求めた。民衆党の市議は球場でほこりが舞っているとし、選手や観客の健康や安全に影響が及ばないよう改善すべきだとした。来場者の避難経路や連絡通路、選手控室などに関する意見や質問も上がった。
同市スポーツ局の王泓翔局長は、試験的に行う試合には全市議を招いて意見を求めたいとした上で、遠雄グループに対しては今回指摘された点についてできるだけ同試合の前までの改善を求めるとした。
同18日の試合は1万2千人の観客を入れて実施される。同14日には無観客での試験的な試合も予定されている。
(黄麗芸/編集:田中宏樹)