日台合作映画出演のグレッグ・ハン、清原果耶を称賛「21歳とは思えない」

（台北中央社）台湾の俳優、グレッグ・ハン（許光漢）と日本の俳優、清原果耶がダブル主演する日台合作映画「青春18×2 君へと続く道」のティザー予告が30日、公開された。グレッグは共演した清原について、成熟した魂の持ち主だと称賛し、「対応であれ、演技時のプロとしての働きであれ、21歳の女の子とは思えない。尊敬の念を抱いた」とコメントした。

台湾で話題を呼んだ紀行エッセー「青春18×2 日本慢車流浪記」を原作としたラブストーリー。国際的に活躍する俳優のチャン・チェン（張震）が原作の物語に感銘を受け、映画化を企画した。チャンは同作で初めてエグゼクティブプロデューサーを務めた。監督・脚本は藤井道人。日本と台湾、18年の歳月、国境と時を超えて、初恋の記憶をたどる旅を描く。

グレッグは、初恋相手である日本人女性から18年前に届いていたハガキを実家で見つけたのをきっかけに日本での一人旅に出発する台湾人男性を、清原は初恋の女性を演じた。グレッグは清原との共演について、最初は言語の違いによって意思疎通や会話がやや難しかったものの、次第に関係が構築されていくにつれて冗談を言い合うまでになったと話す。だが、台湾の地元のグルメを案内する時間はなかったといい、残念がる気持ちを明かした。

藤井監督と一緒に仕事をしてみたいとかねてから思っていたというグレッグは、強力なスタッフ陣もオファーを受ける理由の一つになったと語る。演技の際、藤井監督から「生まれたばかりの赤ちゃんのように目を見開いて」などと今までにないような指導をされたことにも触れ、「とても役に立った」と振り返った。

台湾では来年3月14日に、日本では同5月に公開予定。

（葉冠吟／編集：名切千絵）