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性的少数者(LGBTQ)への理解促進を目的とした恒例のパレード「台湾LGBT+プライド」(台湾同志遊行)が28日、台北市内で行われた。

(台北中央社)性的少数者(LGBTQ)への理解促進を目的とした恒例のパレード「台湾LGBT+プライド」(台湾同志遊行)が28日、台北市内で行われた。主催した台湾彩虹公民行動協会(TWRCAA)によれば17万6千人が参加した。同協会の小鯨理事長は、全ての人が自由に暮らせ、固定概念にとらわれない多様な社会の構築に期待を寄せた。
パレードの出発点となった市政府庁舎前には、140を超える企業や団体などがブースを設置した他、特設ステージでは人気歌手らのパフォーマンスが行われ、注目を集めた。パレードは市内に2つのルートが設定され、思い思いの格好をした参加者が練り歩いた。
小鯨さんは、男性と女性、LGBTQの当事者とそうではない人を区別する「性別二元論」の事例を生活の中で目にする機会が多く、対立や衝突を引き起こしていると指摘。パレードを通じて、自分自身をアピールするだけでなく、他人を受け入れてほしい語った。
(呉欣紜/編集:齊藤啓介)