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2023-10-26 ライフ

台湾の映画監督ホウ・シャオシェンさんが認知症 家族が公表「静かに見守って」

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台湾の映画監督、ホウ・シャオシェン(侯孝賢)さんの家族は25日、ホウさんがアルツハイマー病を患っていると公表した。家族はホウさんについて「現在は完全に家庭生活に戻り、安心して休養している」と明らかにした上で、心身の状態は安定しており、大きな問題はないとして、静かに見守ってほしいと呼びかけた。

ホウ・シャオシェン監督(2015年撮影)

(台北中央社)台湾の映画監督、ホウ・シャオシェン(侯孝賢)さんの家族は25日、ホウさんがアルツハイマー病を患っていると公表した。家族はホウさんについて「現在は完全に家庭生活に戻り、安心して休養している」と明らかにした上で、心身の状態は安定しており、大きな問題はないとして、静かに見守ってほしいと呼びかけた。

海外メディアが同日、ホウさんの引退を報じたのを受け、家族が声明を出した。

家族によれば、ホウさんはアルツハイマー病と診断されてからも映画への情熱は衰えず、次回作の準備を続けていた。だが、新型コロナウイルスへの感染を境に仕事を一時休止することになったという。家族は、ホウさんがこれまで準備を進めていた次回作「舒蘭河上」の製作は継続できないとしつつ、ホウさんの会社の運営は続けられているとした。

ホウさんは台湾で来月公開される台湾映画「車頂上的玄天上帝」でエグゼクティブプロデューサーを務めている。同作のホアン・ウェンイン(黄文英)監督によれば、ホウさんはクランクイン式に参加した他、撮影中にも何度も現場を訪れ、多くの助言をしていたという。

(王心妤/編集:名切千絵)

 

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