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2023-10-28 ライフ

お酒にもよく合う「南瓜炒米粉(かぼちゃの焼きビーフン)」【台湾で楽しむ、季節食材のおつまみレシピ】⑬

注目ポイント

台南在住の料理家でライターの遊佐水亜さんが、旬の食材を使った台湾料理のレシピと料理にぴったりなお酒を紹介する月イチ連載。今月は食べ頃を迎える完熟かぼちゃをメイン具材にした「炒米粉(焼きビーフン)」。さっと炒めるだけのスピードメニューで、たっぷりつくって常備菜にするのがおすすめです。

今月のおいしい季節食材「​​​​かぼちゃ」

夏に収穫された後、秋から冬にかけて食べ頃を迎える完熟のかぼちゃ。ほくほくとした食感にやさしい甘さが特徴で、おかずからスイーツまでさまざまなシーンで活躍する旬の味覚です。

台湾では、かぼちゃは「南瓜(ナングワ)」と呼ばれており、ほかの具材とともに炒めたり煮たりするのが定番です。また、今回レシピでご紹介する「炒米粉(焼きビーフン)」にもよく用いられています。

薬膳の考え方では、身体を温める「温性」の性質を持ち、皮膚や粘膜を保護して美肌にみちびいてくれる食材とされています。風邪予防に効果があり、胃腸を整えるはたらきもあるので、この時期には積極的にとるようにしたいものです。

種が詰まっていて果肉が鮮やかな色のものは甘みが強い

 

今月のおつまみ「​​南瓜炒米粉(かぼちゃの焼きビーフン)」

今月は「南瓜炒米粉(かぼちゃの焼きビーフン)」のレシピをご紹介します。水で戻したビーフンをいくつかの具材と組み合わせて、シンプルにさっと炒めただけのスピードメニュー。熱々でも冷めてもおいしいので、たっぷりつくって常備菜にするのがおすすめです。

レシピでは台湾で手に入る「木瓜型南瓜(パパイヤ型かぼちゃ)」を用いていますが、かぼちゃの種類はなんでもOK。皮が硬いタイプなら包丁やピーラーで一部を削ぎ落としておくと、火の通りが早く口あたりもよくなります。


材料とつくり方

【材料(3〜4人分)】

乾燥ビーフン 120g
豚肉  100g
かぼちゃ 120g
にんじん 40g
セロリ 20g
香菜(パクチー) 適量
きくらげ(乾燥タイプは水で戻す) 40g
干ししいたけ小 5〜6個
干し海老 15g
塩 ひとつまみ
白こしょう 適量
醤油 大さじ2
きび砂糖 大さじ1
紹興酒 少々
フライドエシャロット(あれば) 大さじ1
ごま油 適量

具材をそれぞれカットしたら、あとは炒めるだけ

 

【つくり方】

1. 干ししいたけは前日に水で戻しておく。干し海老は少量の紹興酒に30分つけて戻す。乾燥ビーフンを30分ほど水につけて戻し、ざるにあげて水分を切っておく(好みの長さにカットしてもよい)。しいたけを戻した水、干し海老を戻した紹興酒を計量カップに入れる。さらに水を加えて、合計が240mlになるようにする(ビーフン100gに対して水200mlが目安)。

2. 豚肉は細切り、かぼちゃは薄切り、にんじんは粗めの細切り、セロリは小口切り(太いものは薄くスライス)にする。香菜(パクチー)は適度な長さにざく切り、きくらげは下茹でしてから細切り、しいたけは水気を絞って細切りにする。

3. フライパンにごま油を熱して、戻した干し海老を香りが出るまで炒める。かぼちゃ、にんじん、きくらげ、しいたけ、塩、白コショウ、フライドエシャロットを加えてさっと炒める。

手早く炒めて火を通しすぎないのがポイント
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