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2023-10-22 政治・国際

TSMC創業者の張氏、APEC特使に 蔡政権下で6回目

注目ポイント

蔡英文総統が台湾積体電路製造(TSMC)の創業者、張忠謀氏を自身の特使として11月に米サンフランシスコで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に派遣すると発表した。

TSMC創業者の張忠謀氏

(台北中央社)総統府は21日、蔡英文(さいえいぶん)総統が半導体受託生産大手、台湾積体電路製造(TSMC)の創業者、張忠謀(ちょうちゅうぼう)氏を自身の特使として11月に米サンフランシスコで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に派遣すると発表した。張氏の起用は民進党政権下では7回目、蔡政権下では6回目となる。

総統府の林聿禅(りんいつぜん)報道官は、これまでに張氏が他国・地域の代表と積極的に交流し、台湾には世界貢献の力があるというメッセージを伝え、アジア太平洋地域の安定と繁栄の促進や台湾の国際的イメージと認知度向上に寄与したことなどを理由に、蔡氏が再度任命したと説明した。

また台湾は一貫して積極的にAPECに参加していると述べ、今後も引き続き他国・地域と共にデジタルイノベーションやグリーンシフト、食料安全保障、公衆衛生、中小企業発展、女性のエンパワーメントなどの分野での協力を促し、手を携えて持続的に発展するアジア太平洋地域の実現を目指したいとの意欲を示した。

(編集:齊藤啓介)

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