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半導体受託製造世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は19日、熊本県に建設中の新工場について、2024年末までに生産を開始する予定だと明らかにした。熊本工場では主に回路線幅12ナノ(ナノは10億分の1)メートル、16ナノ、22ナノ、28ナノ品を生産するとしている。
(新竹中央社)半導体受託製造世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は19日、熊本県に建設中の新工場について、2024年末までに生産を開始する予定だと明らかにした。熊本工場では主に回路線幅12ナノ(ナノは10億分の1)メートル、16ナノ、22ナノ、28ナノ品を生産するとしている。
オンラインで開いた業績説明会で魏哲家最高経営責任者(CEO)が海外展開の最新の状況について説明した。
米アリゾナ州で建設中の新工場は25年に生産開始予定で、今後も現地の人材の獲得を進めていくとした。ドイツでの展開については、車載用や産業用の特殊工程のシリコンウエハー工場を建設し、主に12ナノ、16ナノ、22ナノ、28ナノ品を生産する計画を明かした。来年下半期に着工し、27年末に生産を開始する予定。
(張建中/編集:名切千絵)