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蔡英文(さいえいぶん)総統は18日、台湾北部・台北市の総統府でベルギー下院外交委員長らと面会し、台湾とベルギー双方でインターネットセキュリティーなど互いが強みを持つ分野で制度化された協力が行われることに期待を寄せた。

(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は18日、北部・台北市の総統府でベルギー下院外交委員長らと面会し、台湾とベルギー双方でインターネットセキュリティーなど互いが強みを持つ分野で制度化された協力が行われることに期待を寄せた。
蔡氏は、近年ベルギーとは洋上風力発電所の建設や半導体産業などで多くの協力の成果があったと説明。引き続きパートナー関係は深化しているとし、制度化された協力を通じてウィンウィンの関係を築きたいと語った。
外交委のエルス・バンホーフ委員長は、台湾とは民主主義や人権、法の支配などの普遍的価値を分かち合っているとし、これらの価値に対する堅持は台湾のインド太平洋地域での重要さを増していると指摘。外交委員会は台湾問題を重視しているとし、多くの議論の中で全ての党派の議員が中国の一方的な脅迫行為を非難したと語った。
またベルギーと欧州連合(EU)は引き続き台湾との友情を深め、共に台湾海峡の平和と安定を守り、協力機会の拡大に向けて注力すると述べた。
(温貴香/編集:齊藤啓介)