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南部・嘉義市の蘭潭中学校の教員と生徒が旧校舎の机や椅子を再利用して制作した機械獣「巨獣 V2」が、東京ビッグサイトで14、15両日に開かれたものづくりの祭典「Maker Faire Tokyo 2023」に出展された。会場では教員と生徒が実際に解説やデモンストレーションを行い、来場者の視線を引き付けた。

(嘉義中央社)南部・嘉義市の蘭潭中学校の教員と生徒が旧校舎の机や椅子を再利用して制作した機械獣「巨獣 V2」が、東京ビッグサイトで14、15両日に開かれたものづくりの祭典「Maker Faire Tokyo 2023」に出展された。会場では教員と生徒が実際に解説やデモンストレーションを行い、来場者の視線を引き付けた。
同フェアは誰でも使えるようになった新しいテクノロジーをユニークな発想で使いこなし、これまでにない便利なものなどを作り出す「メイカー」が集うイベント。同校の陳建銘校長によれば、今年台湾からは同校が唯一参加した。
「巨獣 V2」は高さ150センチ。人が乗って操作し、移動することができる。旧校舎に残された壊れた机や椅子を解体し、材料として再利用した。教員の楊元彰さんと生徒で3D設計図の作成から機械構造の組み立て、電力システムの構築までを行った。
陳校長は、世界各地のメイカーとの交流によって教員や生徒が国際的視野を広げ、今後も交流を続けていけるネットワークを築けただけでなく、技術革新や資源循環における台湾のリーダー的地位を示すことができたと話した。
(姜宜菁/編集:名切千絵)