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2023-10-16 ライフ

台湾のシャオ・メイリン監督、山形国際映画祭で2度目の受賞

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ドキュメンタリー映画の祭典「山形国際ドキュメンタリー映画祭」は11日、受賞作品が発表され、アジアの新進作家を表彰する「アジア千波万波」部門と日本を捉えた作品を紹介する「日本プログラム」部門の作品を審査対象とした日本映画監督協会賞にはシャオ・メイリン(蕭美玲)監督の「平行世界」が選ばれた。

「山形国際ドキュメンタリー映画祭2023」で日本映画監督協会賞に輝いたシャオ・メイリン監督(台北教育大提供)

(台北中央社)ドキュメンタリー映画の祭典「山形国際ドキュメンタリー映画祭」は11日、受賞作品が発表され、アジアの新進作家を表彰する「アジア千波万波」部門と日本を捉えた作品を紹介する「日本プログラム」部門の作品を審査対象とした日本映画監督協会賞にはシャオ・メイリン(蕭美玲)監督の「平行世界」が選ばれた。同映画祭でのシャオ監督の受賞は2007年に続く2回目となった。

「アジア千波万波」部門にノミネートされた「平行世界」はシャオ監督がアスペルガー症候群の娘を12年にわたり撮り続けた作品で、シャオ監督が娘に付き添って娘の自分探しや自己認知、生きていく道を探る過程を記録してきた。

シャオ監督はあいさつで、山形が自分に力を与えてくれたことに言及。12年間も撮影し続けてきた自分を支えてくれたとして、映画祭関係者に感謝を伝えた。

今年の「アジア千波万波」部門には67カ国・地域から1002本の応募があり、19本が選ばれた。シャオ監督は07年には「雲の彼方に」(雲的那端)で同部門の特別賞を受賞している。

(陳至中/編集:荘麗玲)

 

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