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2023-10-15 政治・国際

総統選/野党2党が予備協議 候補一本化の方法巡る共通認識得られず 台湾の総統選

注目ポイント

台湾の野党の国民党と民衆党は14日、北部・台北市内のホテルで、両党の共闘に向けた予備協議を行った。

予備協議の前に記者団と面会する国民党代表の金溥聡氏(左)と民衆党代表の黄珊珊氏

(台北中央社)来年1月に行われる総統選の立候補届け出まで1カ月余りとなる中、野党の国民党と民衆党は14日、北部・台北市内のホテルで、両党の共闘に向けた予備協議を行った。3時間にわたる協議の末、双方は候補者同士の討論会の実施で一致したものの、統一候補の選出方法に関する共通認識の形成には至らなかった。

総統選を巡っては、国民党は侯友宜(こうゆうぎ)新北市長、民衆党は柯文哲(かぶんてつ)前台北市長をそれぞれ公認候補として選出しているが、世論調査での支持率は、両候補ともトップの与党、民進党候補、頼清徳(らいせいとく)副総統に及んでいない。

協議後に発表された議事録によれば、候補一本化時の人選について、民衆党が複数の世論調査結果の平均値を基に決めることを主張したのに対し、国民党は野党支持者を対象にした予備選挙の実施を求めた。

また討論会については、統一候補選出方法の決定後にテレビ局主催で3回行うことで一致した。だが、時期に関しては民衆党が31日まで、国民党は11月初旬の実施をそれぞれ求めたという。

(劉冠廷、郭建伸/編集:齊藤啓介)

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