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2023-10-13 政治・国際

頼副総統、インド太平洋地域が安定すれば「世界は繫栄する」 台湾

注目ポイント

来年1月に行われる台湾・総統選の与党・民進党候補、頼清徳(らいせいとく)副総統は12日、北部・台北市で行われた国際フォーラム「玉山論壇」に出席し、インド太平洋地域が平和で安定していれば、世界も平和になり繁栄するとの見方を示した。

国際フォーラム「玉山論壇」であいさつする頼清徳副総統

(台北中央社)来年1月に行われる総統選の与党・民進党候補、頼清徳(らいせいとく)副総統は12日、北部・台北市で行われた国際フォーラム「玉山論壇」に出席し、インド太平洋地域が平和で安定していれば、世界も平和になり繁栄するとの見方を示した。

頼氏は、新型コロナウイルスの収束後、世界の国々は多くの挑戦に直面しており、中でもインド太平洋地域は21世紀の地政学上、最も重要な地域の一つだと指摘。世界の経済発展に寄与するだけでなく、世界情勢の平和と安定の鍵になるとの認識を示した。

また政府は東南アジアや南アジア、オセアニア諸国との関係強化を目指す新南向政策の推進以来、台湾は一貫して善良なパワーとして理念の近いパートナーと民主主義、平和、安全保障、繁栄の基礎の上で、協力を深化させたと強調。対話による多面的な意見交換を通じ、蔡英文(さいえいぶん)総統の下で「台湾はアジアを助け、アジアは台湾を助ける」精神を発揮してきたと語った。

その上で、台湾の新南向政策対象国との貿易額が年々増加していることなどに触れ、台湾とインド太平洋地域は経済貿易パートナーであるだけでなく、互いの繁栄と安定を促進する欠かせない関係にあることを証明していると主張。皆が団結して協力し、包容力があり粘り強く成長する新しいアジア実現のために努力することに期待すると述べた。

(呉昇鴻/編集:齊藤啓介)

 

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