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10日の中華民国の国慶日に開かれる祝賀式典でのパフォーマンスのため台湾を訪問した東京農業大第二高校の吹奏楽部の生徒らが「これからのショーの中で音楽を通じて喜びや楽しさを共有できたらいい」などと意気込みを語った。

(新北中央社)10日の国慶日(中華民国の国家の日)に開かれる祝賀式典でのパフォーマンスのため台湾を訪問した東京農業大第二高校(群馬県高崎市)の吹奏楽部の生徒らが7日、北部・新北市のホテルで中央社の取材に応じ「これからのショーの中で音楽を通じて喜びや楽しさを共有できたらいい」などと意気込みを語った。
同吹奏楽部が台湾で公演するのは初めて。部長の山宮さんは「公演で温かい拍手をいただくことが楽しみ」と語る。部員の新井さんは「台湾の人々に対してどれだけ記憶の中に刻めるか、価値観を変えられるかということが大事だと思い、音楽が人に伝える力を大切にして練習してきた」と話した。
現在部員は148人。副部長の猪俣さんは「すごくパワフルで、迫るものがある」と吹奏楽部の魅力を強調。顧問の樋口一朗教諭は、部活動を通じて「みんなで一つのものを作り上げるんだということを(生徒に)考えさせている」とし、生徒の活躍に期待を寄せた。
生徒らは6日に訪台した。ホテルの関係者によると、夜には揚げパンと豆乳の夜食を用意して歓迎したという。滞在中には国慶祝賀式典への参加の他、南部・高雄で演奏や現地の高校生らと交流する予定。
(齊藤啓介)