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台湾の外交部(外務省)は5日、日本の超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)のメンバー43人が、7日から10日まで台湾を訪問し、10日に行われる国慶日(中華民国の国家の日)の祝賀式典に出席すると明らかにした。日本の国会議員による同式典への出席人数としては過去最多となる。

(台北中央社)外交部(外務省)は5日、日本の超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)のメンバー43人が、7日から10日まで台湾を訪問し、10日に行われる国慶日(中華民国の国家の日)の祝賀式典に出席すると明らかにした。日本の国会議員による同式典への出席人数としては過去最多となる。
外交部は心から歓迎するとコメントを発表。日華懇が規模の大きい訪問団を結成して式典に参加することは、実際の行動で台湾への支持を示すだけでなく、台日間の堅実な友情とパートナー関係を際立たせるものだとした。
日華懇のメンバーは訪台中、蔡英文(さいえいぶん)総統と面会する他、祝賀式典や呉釗燮(ごしょうしょう)外交部長(外相)主催のレセプションに出席する。また游錫堃(ゆうしゃくこん)立法院長(国会議長)や台湾の対日窓口機関、台湾日本関係協会の蘇嘉全(そかぜん)会長とも面会し、北部・台北市の台湾大学や南部・台南市の烏山頭ダムと八田與一記念園区を訪問する予定。
関係協会の范振国(はんしんこく)秘書長はこの日の定例会見で、日華懇は当初、訪問団の定員を30人としていたが、申し込みが好調だったため40人に増やし、最終的に43人が訪台を希望したと説明した。
日華懇のメンバーは式典で台湾の超党派議員連盟「台日交流聯誼会」のメンバーらと総統府前広場をパレードするとしている。
また外交部は、中華民国(台湾)と外交関係のある太平洋の島国、ナウルのラス・ジョセフ・クン大統領が8日~12日に訪問団を率いて式典に出席すると発表した。
(黄雅詩/編集:齊藤啓介)