注目ポイント
オーストラリアのモリソン前首相が今月、台湾を訪問する。11~12日に台北市内で開かれるフォーラム「玉山論壇」に出席し、演説を行う予定。消息筋が1日までに明らかにした。慣例では蔡英文(さいえいぶん)総統は同フォーラムの開会式に出席し、総統府内で同フォーラムのゲストと面会することになっている。

(シドニー中央社)オーストラリアのモリソン前首相が今月、台湾を訪問する。11~12日に台北市内で開かれるフォーラム「玉山論壇」に出席し、演説を行う予定。消息筋が1日までに明らかにした。慣例では蔡英文(さいえいぶん)総統は同フォーラムの開会式に出席し、総統府内で同フォーラムのゲストと面会することになっている。
同フォーラムはアジア太平洋地域の対話を促すのを目的に外交部(外務省)とシンクタンク、台湾アジア交流基金会の主催で毎年10月に開かれており、今年で7回目。今回は「アジアの発展に向けて新たな青写真を広げる」をテーマに掲げる。
オーストラリアからは先月25~28日にも超党派国会議員団が台湾を訪れていた。
対中強硬派として知られるモリソン氏。先月28日付の現地紙オーストラリアン(電子版)によれば、モリソン氏は中国の肖千駐オーストラリア大使がオーストラリア議員団の訪台を批判したことに対し、「中国にはオーストラリアの国会議員に対して台湾を訪問してはならないと言う権利はない」との考えを示した。
オーストラリアの首相経験者が台湾を訪れるのは2021年のアボット氏以来。アボット氏も同フォーラムに出席した。
(楊淳卉/編集:名切千絵)