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国連総会の一般討論演説が26日、全日程を終えた。中華民国(台湾)と外交関係を持つ13カ国のうち、ハイチとバチカンを除く11カ国は、台湾の国連システムへの参加を呼びかけたり、台湾海峡の平和と安定の重要性を訴えたりした。

(ニューヨーク中央社)国連総会の一般討論演説が26日、全日程を終えた。中華民国(台湾)と外交関係を持つ13カ国のうち、ハイチとバチカンを除く11カ国は、台湾の国連システムへの参加を呼びかけたり、台湾海峡の平和と安定の重要性を訴えたりした。
台湾支持を表明したのは、グアテマラ、パラグアイ、パラオ、エスワティニ(旧スワジランド)、マーシャル諸島、ナウル、セントルシア、ツバル、セントビンセント・グレナディーン、セントクリストファー・ネビス、ベリーズ。国数は前回と変わらなかった。
台湾と外交関係を持つ国の演説内容は、台湾外交の温度感を測るバロメーターとされる。前回台湾に言及しなかったホンジュラスとは今年3月に断交している。台湾支持を表明した国々は、連名や個別で国連事務総長に対して台湾の国連システムへの有意義な参加を支持する書簡も提出する。
一方、蔡英文(さいえいぶん)総統は20日、米ニューヨークで開かれた非営利団体主催の大型イベントにビデオ出演し、台湾海峡の平和と安定を守る上での国際社会の協力の重要性を訴えた。
(尹俊傑/編集:齊藤啓介)