2023-09-17 観光

日本時代建設の校舎が交通系ICカードに 台湾の名門女子高、創立120年で

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名門女子高として知られる北部・台北市立第一女子高級中学の校舎「光復楼」をミニチュアサイズで再現した交通系ICカード「iPASS」(一卡通)が16日、発売された。

台北市立第一女子高級中学の校舎「光復楼」をミニチュアサイズで再現した交通系ICカード(iPASS提供)

(台北中央社)名門女子高として知られる北部・台北市立第一女子高級中学の校舎「光復楼」をミニチュアサイズで再現した交通系ICカード「iPASS」(一卡通)が16日、発売された。日本統治時代の1904(明治34)年の同校創立から来年で120周年になるのを記念したもので、価格は1個599台湾元(約2800円)。売り上げの1割は校史の研究や資料の保存などに役立てられる。

同校によると、光復楼は1933(昭和8)年に建設。校内で最も代表的な建物で、数々の伝統と記憶を育んできたという。98年には台北市の市定古跡への登録が決まった。カードの発売で120周年を記念するだけでなく、歴史や文化の精神を次の世代に伝えるとしている。

(陳怡璇/編集:齊藤啓介)

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