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岸田文雄首相が内閣改造と自民党役員人事を行ったのを受け、台湾外交部(外務省)の劉永健(りゅうえいけん)報道官は14日の定例記者会見で、全体的には「台湾に対して友好的」な顔触れだとの見解を示した

(台北中央社)岸田文雄首相が内閣改造と自民党役員人事を行ったのを受け、外交部(外務省)の劉永健(りゅうえいけん)報道官は14日の定例記者会見で、全体的には「台湾に対して友好的」な顔触れだとの見解を示した。
劉報道官は、台湾と日本は自由や民主主義、人権、法の支配などの価値観を共有し、互いが重要なパートナーであり貴重な友人だと表明。政府は今後も既存の良好な関係の下、岸田新内閣と実質的な協力関係を引き続き深化し、インド太平洋地域の平和と繁栄を共に促進していく考えを示した。
続投となった自民党の麻生太郎副総裁や萩生田光一政調会長に加え、新たに入閣した木原稔防衛相はいずれも、日本と台湾の関係強化に取り組む超党派議員連盟「日華議員懇談会」のメンバー。3氏は昨年12月から今年にかけて台湾を訪れている。
劉報道官によれば、外交部は呉釗燮(ごしょうしょう)外交部長(外相)と台湾日本関係協会の蘇嘉全(そかぜん)会長の名義で日本側に祝意を伝えるよう台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)に指示した。