2023-09-06 政治・国際

蔡総統、エスワティニ訪問に出発 就任後2度目 関係深化へ/台湾

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蔡英文(さいえいぶん)総統は5日午前、中華民国(台湾)と外交関係を有するアフリカ南部エスワティニ(旧スワジランド)を訪問するため、専用機で桃園国際空港を出発した。搭乗前に談話を発表し、今回の訪問を通じ、両国間の持続可能な協力を促進し続けていく考えを示した。

 

エスワティニ訪問に出発する前に談話を発表する蔡英文総統

(桃園空港中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は5日午前、中華民国(台湾)と外交関係を有するアフリカ南部エスワティニ(旧スワジランド)を訪問するため、専用機で桃園国際空港を出発した。搭乗前に談話を発表し、今回の訪問を通じ、両国間の持続可能な協力を促進し続けていく考えを示した。

蔡総統のエスワティニ訪問は2018年以来2度目。6日に開かれる同国の独立55周年記念式典に参加し、あいさつを行う。訪問は4日間の日程で、8日に帰国する。また今年は中華民国とエスワティニの国交樹立55周年の年にも当たる。

蔡総統は今回の外遊について、両国の友好関係を共に祝福することと、持続可能な協力を促進することの2つを目標に設定したと説明。初訪問からの5年間で両国の関係はますます密接になったとし、公衆衛生や女性のエンパワーメント、農業技術などの各分野での協力による成果もより一層豊富になっているとアピールした。

訪問には地方政府の首長として、南部・高雄市の陳其邁(ちんきまい)市長も同行する。蔡総統は中央から地方に至るまで、エスワティニとのパートナー関係をさらに深化させたい考えを述べた。

この他、王美花(おうびか)経済部長(経済相)や僑務委員会の徐佳青(じょかせい)委員長(閣僚)、総統府の張惇涵(ちょうじゅんかん)副秘書長、外交部(外務省)の李淳(りじゅん)政務次長、与野党の立法委員(国会議員)4人も同行する。

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