2023-09-09 ライフ

月イチ連載 「私と台湾の幸せな距離感」第11回:注目のオーギョーチを作ってみた!

注目ポイント

「日本植物学の父」として知られる牧野富太郎をモデルにしたNHK連続テレビ小説「らんまん」に登場し、にわかに注目を集めている台湾のデザート「オーギョーチ(愛玉子)」。台湾の音楽シーンを追って足繁く台湾に通っているラジオDJの竹内将子さんも愛玉子作りに挑戦。台北でオススメのお店も紹介してくれました。

NHKの朝ドラ「らんまん」をきっかけにツイッター(現X)のトレンドにも上がったオーギョーチ(愛玉子)。

暑い台湾の街中を歩いていると不意に食べたくなる、つるっと喉越しが良いゼリーにほんのり甘いレモン風味のシロップが美味しいデザートです。

話題になったことで思い出したのが、今夏、たまたま台北の迪化街で買った「阿里山野生愛玉子」の材料が手元にあること。せっかくの機会なので「えいっ!」と重い腰を上げて、自分で作ってみることにしたのです。

作り方はシンプルで、まず愛玉子の種をガーゼで包み、たっぷりの水の中で揉んでいきます

たっぷりの冷水の中で揉み出しているところ

冷水を使わなくても作れるのですが、今回は冷蔵庫で冷やした水でやってみることに。揉んでいる途中は霜焼けになるのでは?と思うくらい冷たかったです(笑)。

透明だった水が少しずつ黄色く色付いてきて、巾着も重くなるというか、とろみが出てきたら、完成まであと少し。

色味が付いて固まってきます

揉み終わった後は揺らしたりせずに、30分から60分ほどそっと放置しておくだけでいいそう!

と言われても……どうなっているか気になる。何度も何度もボールの中を覗いては「本当に固まるの?固まらなかったらどうしよう」と気になって仕方ありませんでした(笑)。

揉み終わった後の種の様子は?と言うと、巾着の中でこんな風に膨らんでいました

そして待つこと約50分、そっとレンゲで触れてみたら固まってる! 大成功です!

冷やして食べるか、氷を入れるといいのだけど、うれしくて待ち切れないので常温のまますくってみたら、何とも言えないプルプルな感じでした

愛玉子自体は無味に近いので、用意したシロップとレモン汁、クコの実をトッピングしてみました。今回は大量に作り過ぎて翌々日まで食べ続ける結果になったのですが(笑)、時間が経つと水分が出てきたので、やはり作った当日が一番フレッシュで美味しかったです。

完成した愛玉子

日本では食べられるところが少なく、材料を手に入れるにもちょっとハードルが高い愛玉子。私が台北に行くとよく立ち寄っているのが「圓環阿勝愛玉冰品」というお店です。

屋台のような雰囲気で愛玉子も本当に美味しく、あんまり好きすぎてプロフィール写真をこのお店の前で撮影させてもらいました(笑)。台北に行ったらぜひ足を運んでみてください。

寧夏夜市近くにある大好きな圓環阿勝愛玉冰品の店先で

 

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