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台湾の生活用品を集めた商談会が1日、東京で開催され、台湾企業81社130人以上のスタッフらが魅力ある独自の商品を来場者にアピールした。

(東京中央社)台湾の生活用品を集めた商談会が1日、東京で開催され、台湾企業81社130人以上のスタッフらが魅力ある独自の商品を来場者にアピールした。
経済部(経済省)国際貿易局と台湾貿易センター(中華民国対外貿易発展協会、TAITRA)が、台湾企業の日本市場開拓を支援しようと共同で開催した。今年で28回目となり、新型コロナウイルスの収束を受け、4年ぶりに対面での商談が行われた。
日本貿易振興機構(ジェトロ)の河田美緒理事はあいさつで、商談会をきっかけとした台日貿易のさらなる拡大に期待を寄せた。
TAITRAの王熙蒙(おうきもう)秘書長は、8月28日に福岡で、同30日に大阪でも商談会が開かれたことに触れ、いずれも350社以上のバイヤーが訪れたと説明。11月9~11日には日本でTAITRAと国際貿易局による台湾イメージ展が開催されるとし、さらなる日本との交流を願った。
TAITRAによると、参加企業のうち、半数を超える45社が特許を取得しているという。
虹坊(中部・彰化県)が出品した人間工学などを取り入れてデザインした乳がん患者向けの下着は、台湾の大病院と提携している他、欧米市場でも販売されている。同社の関係者は、すでに医療機器メーカーなどが協力に意欲を示していると語った。
猫アトランティス(猫特藍提斯、北部・台北市)はペット用ドライシャンプーやえとの動物をデザインしたカップなどを出品。多くの来場者の注目を集めた。
(戴雅真/編集:齊藤啓介)