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台湾と日本の果物を紹介するイベント「台日フルーツ夏祭」が26日、北部・台北市の総統府前で開かれた。

(台北中央社)台湾と日本の果物を紹介するイベント「台日フルーツ夏祭」が26日、北部・台北市の総統府前で開かれた。オープニングセレモニーに出席した陳建仁(ちんけんじん)行政院長(首相)は、実際の交流を通じた台日友好関係の深化に期待を寄せた。
台湾の農業部(農業省)や非政府組織(NGO)中華文化総会、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会などが共催した。会場には41ブースが設置され、台湾産の果物と日本から空輸された果物が一堂に会した。
陳氏は、日本は台湾の最も重要な農産物貿易パートナーの一つだと強調。昨年日本に輸出された果物は約2万トンで、輸出額は約10億台湾元(約46億円)に達するとし、日本の人々が台湾の果物を気に入ってくれてありがたいと語った。
また今年日本に輸出された台湾産パイナップルは7月末までに1万5千トンを超え、海外に輸出されたパイナップルの77%を占めたとし「台湾の果物はもう中国に依存しない」と語った。
呉釗燮(ごしょうしょう)外交部長(外相)は、イベントの開催は台湾と日本の友好の象徴だとした一方で「何かにつけて台湾を脅す国とは違う」と中国を暗に批判した。
イベントは27日にも行われる。
(呉昇鴻/編集:齊藤啓介)