注目ポイント
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が、戦略巡航ミサイルの発射訓練を視察する姿を同国メディアは21日に報じた。核武装が着々と進む中、北朝鮮軍は栄養失調が蔓延する兵士たちの食事事情を改善し、暑い夏を乗り切るため、イヌ肉の調達を軍幹部たちに命じたと米国の国際放送局ラジオ・フリー・アジアが伝えた。ただし、予算はゼロで、全ては幹部の自腹だという。
「何のサポートも受けず、自分たちで全てを用意するのは大変な負担。彼らは市場で何かを売り、受け取ったカネでイヌを買い、そのイヌを家で処理し、指定された日に兵士に食事を提供しなければならない」と指摘。
北朝鮮北西部・平安北道(ぴょんあんぶくどう)の軍に近い情報筋は、「ここ数か月にわたり、兵士向けに幹部が割り当てるための定期的な食料さえも一切届いていない」という。
「すでに生活に困窮している軍幹部に、兵士のために健康的な食事を準備するのは大きな負担だ」と同情報筋。「そんな状況を無視してこのような任務を指示してくる当局に不満を抱いている」と憤った。
おすすめ記事:
・日米韓首脳、「キャンプデービッド原則」合意 米紙「新たな3か国同盟樹立への大きな一歩」
・中国、中学校のセクハラ授業がネットで大炎上 被害女性の「派手な服装、軽率な行動」批判で