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台湾の内政部(内務省)消防署(消防庁)は15日、東京都の専門家を招いた交流シンポジウムを開催した。

(台北中央社)内政部(内務省)消防署(消防庁)は15日、東京都の専門家を招いた交流シンポジウムを開催した。消防署によると、専門家は国民保護体制や組織づくりなどについて経験を語ったという。
シンポジウムには行政院(内閣)の災害担当事務室や県市の防災担当者ら100人以上が出席した。
蕭煥章(しょうかんしょう)署長は、東京都総務局の関係者が1月に訪台した際、防空避難について貴重な意見を寄せたと説明。また東京都の防災演習や訓練に台湾の職員を招待したとし、今後も引き続き災害救助の経験に関する交流や協力を深める方針を示した。
消防署は、台日は共に地震が頻発する環太平洋地震帯にある他、台風や大雨による災害にも見舞われるとし、困難な時に互いに助け合う関係だと強調。また今回のシンポジウムの内容は国防や災害時の緊急対応や救助任務、公的機関の正常な運用の維持と国民の暮らしにおける需要を満たすことに寄与するとコメントした。
(黄麗芸/編集:齊藤啓介)