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南米のパラグアイの首都アスンシオンで、15日にサンティアゴ・ペニャ大統領の就任式が行われました。ペニャ大統領は就任演説で、中華民国(台湾)との協力関係を強化する意欲を示した。

(アスンシオン中央社)中華民国(台湾)と外交関係のある南米パラグアイの首都アスンシオンで15日、サンティアゴ・ペニャ大統領の就任式が行われた。ペニャ氏は就任演説で、台湾は兄弟のように感じていると語り、協力関係を強化する意欲を示した。また頼清徳(らいせいとく)副総統は席上、米国のハーランド内務長官と言葉を交わすなどした。
ペニャ氏は演説の中で2度台湾に言及。来賓の紹介で頼氏に触れた他「地政学的な観点で同盟国との協力関係を構築する。台湾はその手本となる」と語った。
在パラグアイ大使館職員は、ペニャ氏は外国の国名としては最初に台湾に言及し、内容も多かったと指摘。その後、ブラジルやチリ、米国などに触れたと話した。
頼氏は、ハーランド氏と握手をした上で1分間余り言葉を交わし、ハーランドからの誘いを受け記念撮影に応じた。
またモロッコの下院議長やスペイン国王フェリペ6世とも交流を図り、式典の直後にはブラジルのルラ大統領と握手を交わした。
(葉素萍/編集:齊藤啓介)