2023-08-17 観光

台北観光で乗れる!淡海ライトレール(淡海軽軌)へ乗ってみた

注目ポイント

2018年末開通、台湾北部・新北市の淡水地区を走る淡海ライトレールは、かつては路線バスを乗り継いで行く必要があった淡水エリアの観光スポットへのアクセスを容易にし、沿線住民だけでなく観光客の新たな足としても定着しつつある。鮮やかなブルーが特徴的な車両は輪行も可能、ライトレールの各駅は宜蘭県出身の絵本作家のオブジェや絵で彩られている。

大家好!keiko在台灣です。

みなさんは台湾で「ライトレール」に乗ったことはありますか? 台湾では高雄ライトレール、淡海ライトレール、そして今年2023年に開通した安坑ライトレールと、3つのライトレールが運行しています。今年7月に台湾へ行った私は、淡海ライトレール(淡海軽軌)に乗ってきました! 車内の様子や台湾の絵本作家とのコラボなど、注目したいポイントがたくさんあるのでご紹介します。

淡海ライトレールの開通は2018年12月。私がその存在を知ったのは、今回の台湾旅で淡水漁人碼頭駅近くにホテルをとったことがきっかけでした。淡水漁人碼頭駅はMRT淡水信義線の紅樹林駅から淡海ライトレールに乗り換えて、さらに約30分ほど乗った終点の駅。今回は台北駅から紅樹林駅を経由して向かいました。

淡海ライトレールの発着駅となる紅樹林駅へも迷うことなくアクセスでき、駅構内では次の発車時間までの時間を表示してくれているので、余裕を持ってホームに向かうことができます。

ホームにはブルーが特徴的な車両が停車中。早速乗り込みます! 22時を過ぎていたのですが、たくさんの方が帰宅のために利用しており、座席はほぼ埋まっていました。

4両編成の車内は前から後ろまで見通せるようになっています。座席もブルーが基調です。

一番初めに目についたのはこちらの表示。自転車も積み込める仕様になっています。淡海ライトレールの運営会社である新北捷運のHPを見ると「自行車單程票」という表記が。50元の乗車チケットを購入すれば、自転車を車両の2両目と4両目の専用スペースに積み込むことができるようです。乗車できる時間帯や運搬方法の決まりがあるようなので、実際に自分の自転車を持ち込みたい場合は確認してみてください。

淡水ではサイクリングを楽しめる場所が数多くあるため、自分の自転車でも楽しめるように積み込める工夫がなされているんですね。

ドアはボタン式。ドアが開きっぱなしで車内の空調の効きが悪くなり電力消費が増えることを防ぐため、必要な時だけ開閉するためのボタンです。省エネにも力を入れています。

さて、淡海ライトレールの見どころは車両だけではありません。台湾の絵本作家・幾米(ジミー・リャオ)のオブジェが各駅に設置されています。各駅で降りてじっくり鑑賞したくなるかわいらしさです。

上の写真の作品は「閉上眼晴一下下(ちょっと目を閉じて)」。2018年10月に台湾で絵本も出版もされているこの作品。淡海ライトレールのオブジェと合わせて企画されたお話だそうです。絵本に出てくるキャラクターに実際に会いに行けるというコンセプトで作られています。

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