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台湾ナンバー2の頼清徳副総統が12日(日本時間13日)、南米訪問の経由地、米ニューヨークに到着した。13日までの滞在中、米国との友好関係をアピールしたい考えだ。中国外務省報道官は同日、「強烈な不満と強烈な非難を表明する」と強く反発し、自らの主権を守るため強硬な措置を講じると明言した。
台湾にある米代表機関「米在台協会(AIT)台北事務所」のサンドラ・オウドカーク所長は先月、頼氏が外遊の経由地として米国を訪問することが明らかになった際、中国が挑発的行為の口実とする理由はないとの認識を示した。
オウドカーク氏は記者会見で、台湾の総統や副総統が外遊の際に米国を経由するのは慣例に沿ったもので、安全と快適さを提供するために行われていると強調していた。
中国は昨年8月、当時のペロシ米下院議長が訪台したことを受け、台湾周辺で実弾を使用した大規模な軍事演習を実施。今年4月には、蔡英文総統が米国でマッカーシー米下院議長と会談したことを受け、再び軍事演習を実施した。
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