2023-08-07 ライフ

「封筒に入ったソファ」誕生!IKEAのイノベーションラボがAIとのコラボによる革新的デザインを導入

注目ポイント

従来のソファは、家の中で居心地の良い場所の雰囲気を連想させるものだったが、存在感の大きさから通常はリビングなどの一角に固定されていることが多い。そこでスウェーデンの家具ブランドのIKEAのイノベーションラボ「SPACE10」が最近「封筒に入ったソファ」という新たな発想を実現させたのだ。このリサイクル可能なソファの重量はわずか10kgで、封筒に入れらるように設計されているため、引っ越しの際にも簡単に持ち運ぶことができる。

このような状況を変えるため、「封筒に入ったソファ」のコンセプトは、アルミフレーム、セルロース系生地、菌糸体クッションなど、完全にリサイクル可能な素材が使用されているだけでなく、環境への悪影響を少しでも軽減しようと考えられている。

このソファは工具やネジを一切使わずに組み立て・分解ができるため、持ち運びや移動が簡単なだけでなく、解体やリサイクルも容易である。

また、環境に優しい素材を選ぶだけでなく、このソファは使う人のニーズと現代生活の特徴を考慮してデザインされているのも特徴だ。高さが調節可能な背もたれは、さまざまな使用シーンに対応できるように設計されている。

さらに、複数のソファを組み合わせることで、大人数に対応出来る広い座席エリアを作ることができ、様々なスペースで多様な機能を果たすことができる。

ラボの職員ジョージーナ・マクドナルド氏は「これは私たちの現代的なライフスタイルにフィットし、未来に適応する準備ができている物である」と話す。


これからの家具デザインの新たな方向性


既成概念に捉われない発想から、今日のライフスタイルのニーズを満たすデザインの創造まで、IKEAの「封筒に入ったソファ」は、デザインと人工知能の融合の可能性を示し、従来の家具を見直す機会を与えてくれた。このようなテクノロジーを使うことで、デザイナーは従来のデザインの常識を打ち破り、より革新的な可能性を追求することができる。それは創造性を刺激するだけでなく、家具デザインの未来に新たな方向性を切り開くものでもある。


 

 

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