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長野県のしなの鉄道で運行されている「台鉄自強号」塗装列車が11月に引退する見込みとなった。同月に開催される「台湾米倉田中マラソン」に合わせて切符セットを販売する予定だ。

(台北中央社)長野県のしなの鉄道で運行されている「台鉄自強号」塗装列車が11月に引退する見込みとなった。台湾鉄路管理局(台鉄)ではこれを記念し、中部・彰化県で同月に開催される「台湾米倉田中マラソン」に合わせて切符セットを販売する予定だ。
台鉄自強号は、しなの鉄道の115系電車1編成3両に台鉄EMU100型電車の塗装をあしらったもので、2018年3月に台鉄としなの鉄道が締結した友好協定による交流事業の一環として、同年11月から運行されている。
両鉄道にはどちらも田中駅があることから、姉妹駅協定が結ばれており、台鉄の杜微(とび)局長も訪日時にしなの鉄道の田中駅を訪れ、台鉄自強号を観賞した。
杜氏は先月30日、報道資料を通じ、しなの鉄道が長期にわたり台鉄との友好協力を行っていることに感謝を示し、田中マラソン開催時には、すでに引退して動態保存されているEMU100型電車の特別列車を運行する計画もあると明かした。
(汪淑芬/編集:齊藤啓介)