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ペロシ前米下院議長が2日(台湾時間3日)、昨年8月の台湾訪問から1年となったのに合わせて声明を発表した。

(台北中央社)ペロシ前米下院議長が2日(台湾時間3日)、昨年8月の台湾訪問から1年となったのに合わせて声明を発表した。台湾との連帯を改めて強調するとともに、台湾への軍事圧力を強める中国は「ひきょうであり黙っているわけにはいかない」と批判した。
外交部(外務省)は3日、声明について台湾への支持や友情を示す具体的な行動だとした。その上で、台湾の民主主義や自由を守り台湾海峡の安定と平和を維持することは、国際社会の関心事で共通認識であることの表れだとの考えを示した。
ペロシ氏は昨年8月、現職の米下院議長として25年ぶりに訪台。蔡英文(さいえいぶん)総統と会談したほか、政治犯収容所だった「白色テロ景美記念園区」(新北市)を訪問した。これに反発した中国は、台湾周辺で大規模軍事演習を行い、地域の緊張を高めた。
(游凱翔/編集:羅友辰)