注目ポイント
台風5号から変化した熱帯低気圧の影響で、中国では先月末から記録的な豪雨が続き、首都・北京ではここ10年間以上で最悪の洪水に見舞われた。中国当局は1日、北京市で11人、隣接する河北省で9人の計20人が死亡し、58万人以上が被災したことを明らかにした。習近平国家主席は行方不明者などの本格的捜索を指示し、軍も救援活動に乗り出した。
一方、南部・福建省では、145万人以上が被災した。気象当局によると、同省では莆田市で1時間の降水量が150ミリを超え、複数の都市で1日の降水量が観測史上最大となった。
1日までにはこの地域全体で雨量が弱まり始めると予想されていたが、すでに大型で非常に強い台風6号が近づいている。台風はこの数日以内に沖縄と奄美の日本の南西部を通過した後、中国大陸に接近すると予想され、当局は警戒を呼びかけている。
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