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中国共産党で異例のスピード出世を果たして外相に就任したものの、わずか半年ほどで解任された秦剛氏(57)。同氏の動静はいまだに不明だが、失脚原因との憶測を呼ぶ不倫相手で香港の著名ジャーナリス傅曉田(ふ・ぎょうでん)氏(40)もまた、公の場から姿を消したまま行方が分からない。才色兼備とされる傅氏とは一体どんな女性なのか―。
1か月も動静不明だった中国の秦剛外相が解任されたと中国国営・新華社が伝えたのは25日。中国政府からの説明は一切無く、女性問題を利用して秦氏の失脚を図ったとする陰謀論も浮上した。その不倫相手とされる香港の著名ジャーナリス傅曉田氏もまた、行方が分からなくなっている。
中国・重慶生まれの傅氏は、北京語言大学と北京大学をそれぞれ卒業し、ケンブリッジ大学から2007年に修士号を得た。09年に香港フェニックステレビ(鳳凰衛視)のロンドン支局特派員として採用され、12年には香港本社に転勤。主に政治記者として活躍した。14年には同局の看板番組「トーク・ウィズ・ワールド・リーダー」の司会者に抜擢され、昨年まで世界の指導者たちへのインタビューを重ねてきた。
家庭を持つ秦氏との出会いがいつだったのかは定かではない。ただ、2021年7月に駐米大使に就任した秦氏を傅氏は、赴任先のワシントンで翌22年3月に同番組のためにインタビューしている。その8か月後の同年11月、傅氏は男児を出産。父親は秦氏だとされる。
一方の秦氏はその1か月後の昨年12月に外相に就任。続いて今年3月にはとんとん拍子でスピード出世し、全国人民代表大会で国務委員に選出された。その際、傅氏は「微博(ウェイボー)」に息子の写真と一緒に、「勝利の開幕」というメッセージを投稿。一部では秦氏を祝福するメッセージだと受け止められた。
米紙ニューヨーク・ポストは先週、昨年3月の「トーク・ウィズ・ワールド・リーダー」でのインタビューで、いつものプロフェッショナルな仕草と違い、2人が互いにボディランゲージを交え、違和感を覚えるほどの親密な様子が見て取れたとする視聴者の感想を伝えた。
同紙にまた、傅氏の〝裏アカ〟とみられるインスタグラムのアカウントを見つけたとするインターネットの書き込みを紹介。ユーザー名「xfu.126」のインスタグラムには、ロスのミレニアム・ビルトモア・ホテルで、白いドレスに赤いガウンコートを羽織った傅氏の立ち姿の写真と、もう1枚、パーティー会場で蝶ネクタイのフォーマルスーツで出席者をもてなす秦氏の写真が昨年2月24日に投稿されていた。写真には、「私たちにとって歴史的な日」との短いメッセージが添えられた。
同インスタアカウントには今年3月4日、撮影場所は不明だが、プール付きの豪邸の庭で傅氏が赤ちゃんを抱き、父親とみられる年配男性と一緒に撮った写真や、その男性が赤ちゃんを抱っこして、母親とみられる年配女性と共に赤ちゃんをあやす様子を撮った写真など5枚が公開されていた。この投稿には「赤ちゃんの100日目!」と記されていた。