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8年ぶりの政権奪還を目指す最大野党・国民党は23日、新北市内で党大会を開いた。半年を切った来年1月の総統選に向け、公認候補として指名された侯友宜(こうゆうぎ)新北市長らが出席した。朱立倫(しゅりつりん)党主席(党首)はあいさつで、政権交代には団結が必要だと訴えた。
(新北中央社)8年ぶりの政権奪還を目指す最大野党・国民党は23日、新北市内で党大会を開いた。半年を切った来年1月の総統選に向け、公認候補として指名された侯友宜(こうゆうぎ)新北市長らが出席した。朱立倫(しゅりつりん)党主席(党首)はあいさつで、政権交代には団結が必要だと訴えた。
侯氏の支持率低迷で公認候補の差し替え論が取り沙汰される国民党。この日の党大会では、出席者全員が起立して拍手し侯氏の指名を可決。わだかまりがあるとされていた前回2020年の総統選時の候補、韓国瑜(かんこくゆ)前高雄市長も会場に姿を見せ、侯氏と抱擁や握手を交わし結束をアピールした。

一方、同党からの総統選出馬を目指していた鴻海(ホンハイ)精密工業創業者、郭台銘(テリー・ゴウ)氏は同日、フェイスブックを更新し、「皆さんを失望させることはない」などと投稿。党外からの出馬をにおわせた。
党内に一定の支持者を抱える郭氏が独自に参戦すれば票が流れる可能性もある。同党の立法委員(国会議員)は今後の選挙戦について、郭氏の支持派と歩調を合わせ、与党・民進党に反対する勢力を分裂させないことが重点になるとの見方を示した。
(王承中、劉冠廷/編集:楊千慧)
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