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台湾鉄路管理局(台鉄)は20日、杜微(とび)局長らが日本を訪問し、現地の鉄道会社と安全管理制度(SMS)や第三者による検証、ホームドアの設置など安全への取り組みなどに対して理解を深めたと発表した。

(台北中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)は20日、杜微(とび)局長らが日本を訪問し、現地の鉄道会社と安全管理制度(SMS)や第三者による検証、ホームドアの設置など安全への取り組みなどに対して理解を深めたと発表した。また2024年末に南部・高雄市の高雄駅に開口部の広いホームドアを試験的に導入する方針を明らかにした。
杜氏らは18日に阪神電鉄本社で久須勇介社長と運行や人事評価、教育訓練などについて意見交換。その後改良工事中の大阪梅田駅を訪れ、ホームの拡幅や動線の改善、ホームドアの設置状況などを視察した。19日にはJR西日本を訪れた他、事故資料展示施設の鉄道安全考動館(大阪府吹田市)を見学するなどした。
杜氏は、日本の経験は台鉄改革のスピードアップに寄与すると強調。梅田駅のような開口部の広いホームドアの実用化はドアの位置が違う車両にも対応できるとし、高雄駅での運用状況を見て、他の駅への設置を検討する方針を示した。
(余暁涵/編集:齊藤啓介)