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台湾積体電路製造(TSMC)の劉徳音董事長(会長)は20日、米国アリゾナ州で建設中の新工場での生産開始が、当初予定していた2024年末から25年にずれ込むと明らかにした。

(新竹中央社)半導体受託製造世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の劉徳音董事長(会長)は20日、米国アリゾナ州で建設中の新工場での生産開始が、当初予定していた2024年末から25年にずれ込むと明らかにした。日本工場は予定通り24年末に生産開始する見通しだとした。
オンラインで開かれた業績説明会で述べた。
同社の魏哲家総裁は、今年の下半期は回路線幅3ナノメートル(ナノは10億分の1)半導体が急速に成長する見通しだと説明。3ナノの強化版「N3E」を今年第4四半期(10~12月)に量産する予定だと発表した。2ナノ品については、予定通り25年に量産を開始するとした。
(張建中/編集:名切千絵)