注目ポイント
以前に紹介した3月末にオープンしたばかりの新竹州圖門市を覚えているだろうか?シックな雰囲気は多くのコーヒーファンを惹きつける。もし新竹のこの美しいスターバックスに行っても尚、物足りないというならば2023年にオープンするもう2つのスターバックスもお勧めしたい。古民家を改造した「レトロなスタバ」は台南と嘉義にあり、古民家やレトロな雰囲気が好きなコーヒーファンにはうってつけだ。
1台南文創門市
1月にオープンしたばかりの台南文創店は、スターバックスが台南市の史跡に建てた、南部初の古い建物の店舗だ。店は台南駅に隣接する台南文創園区にある。

© STARBUCKS

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日本統治時代の台南出張所の日本建築の美学が受け継がれ、元の連続壁と部分的な床がそのまま残されている;コーヒーバーを空間の中央に配置し、外壁の赤レンガと窓枠の造りは、バーとソファスペースにも応用されており、重なり合う層が建物の歴史的な素晴らしさを活かしている。

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この史跡の歴史的意義の重要性を尊重し、スターバックスは、台南市の国民的アーティストである顏振發氏に、同店のために2つのアート画を依頼した。スターバックスのコーヒー農園の景色は、店内の両側の史跡の壁の中で鮮やかに再現され、アートのエネルギーも感じることが出来る。

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インテリアの全体的な配色は、外観の赤レンガ色のコンセプトを受け継いでおり、ヴィンテージ・ゴールドと鮮やかなコーラル・オレンジが組み合わされており、温かみのある木の調度品と、建物の元の石目調の床とのコントラストが、新旧の交差を見事に表現している。そんな中でのコーヒーの香りは、気分をリフレッシュさせてくれる。ここを訪れれば、新旧の魅惑的な雰囲気に包まれ、忘れられない思い出になるに違いない。

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台南文創門市
住所:臺南市東區北門路二段16號1F
電話:06-2235690
2.嘉義新港門市
今年2月にオープンした嘉義新港店は、嘉義県で初めて史跡に建てられたスターバックスの店舗である。この店は新港エリアの有名な林家の旧家「培桂堂」にあり、日本統治時代に地元の「詩人にして名医」である林開泰氏が建てた診療所兼住居であり、同時に「雲門舞踊団」の創始者である林懐民氏の故郷でもある;西洋、日本、福建の建築様式の融合は、清朝末期から現代までの新港の歴史的記憶を反映している。

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この店舗のデザインは、シンプルなラインと大きなガラスを基調としており、視覚の透過性を利用することで、屋内と屋外のつながりを強く感じる;階段の入り口のガラス、テラスのガラスを使った手すり、半開きの窓や座席の形なども含め、そのどれもが、圧迫感のない広々とした快適な空間を作り出している。

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林氏の旧家の雰囲気を損なわない為に、内装も温かみのある木目調で、レンガの壁の苔や斑点もその姿のまま残されている。当時の古い邸宅の素朴で優雅な生活風景を浮かび上がらせるだけでなく、その長い歴史を旅人に伝えている。

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