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台湾の北部や中部、南部の三大都市圏で1日から運用開始された共通定額定期券「TPASS」の延べ購入者数が12日現在で約51万7000人に達した。

(台北中央社)北部や中部、南部の三大都市圏で1日から運用開始された共通定額定期券「TPASS」の延べ購入者数が12日現在で約51万7000人に達した。交通部(交通省)が13日、発表した。交通機関別の利用回数ではメトロ(MRT)が最多となっている。
TPASSは同一都市圏内の公共交通機関が乗り放題となる1カ月定期券。基隆市、台北市、新北市、桃園市の北部4市▽台中市、彰化県、南投県、苗栗県の中部4県市▽台南市、高雄市、屏東県の南部3県市―の3つの都市圏でそれぞれ導入され、価格は北部4市が1200台湾元(約5400円)、中部4県市が非台中市民999元(約4500円)、台中市民699元(約3100円)、南部3県市が999元。対象の交通機関にはメトロや台湾鉄道(台鉄)、バス、公共自転車(シェアサイクル)などが含まれる。
購入者を都市圏別にみると、北部4市が37万4000人、中部4県市が2万4000人、南部3県市が11万8000人。
利用回数は12日までに延べ1千万回を突破した。交通機関別ではメトロ(LRTを含む)が528万回と最も多く、次いでバス(市内バスと高速バスを含む)が400万8000回、台鉄が87万回となっている。
(余暁涵/編集:名切千絵)