注目ポイント
台湾で特製ラーメン旋風が巻き起こっている。海外でも話題となる衝撃的なビジュアルのラーメンも続出だが、その1、2を争うのが台湾中部の雲林にある「女巫貓葵」(斗六店)のワニの前脚を使った「ゴジララーメン」だ。同店の本店は台湾南部の嘉義市にあるが、ゴジララーメンは雲林の斗六店(王銘賢支店長)が今年6月に発表したオリジナルメニュー。どのような発想でこの特製ラーメンを世に出したのか? 同店の腕利き店員がTNL JPのインタビューに答えた。
ほとんが完食、今後はお手ごろ価格メニューも
このゴジララーメンを実際に注文したお客さんの反応はどうなのか。
簡さんにたずねると、大多数の来店客が、ワニの前脚の大きさが「予想以上だ」と驚きを示したそうだ。
事実、人間の腕と大差のない大きさで、その特異な形状を前にすると、特に女性客はキャーキャーと悲鳴をあげつつもスマートフォンで撮影しまくり、「店内は一気ににぎやかになりますよ」という。ちなみに予約客の約8割が女性客だといい、日本と同様、ホラー映画やお化け屋敷が大好きな台湾女性の多さとリンクするかような集客結果だ。
にぎやかな撮影タイムが落ち着くと、いよいよ箸をとってチャレンジするのだが、一見常識外れに量が多く見えても、メーンのスープは万人受けする風味で好評。「結局は、ほとんどのお客さんが完食されています。もちろんスープまでね」と簡さん。
今後は見た目のインパクトを抑えた手ごろな価格の純粋なワニ肉ラーメンもメニューに加えたい、といい、同時に暑い台湾でラーメンを食べた後にさっぱりする「ゴジラアイスも発売したい」と夢は広がる。
最後に日本の読者に伝えたいことは?とたずねると、簡さんは微笑みながら、「ゴジラの本家の日本の方も、安心してトライしてほしい。ワニ肉は鶏肉よりも柔らかく、台湾の鶏の足の煮込みなどによく似ていて、ほとんどのお客さんが、スープだけでなく ワニ肉もおいしかったと言ってくれました。見た目の驚きと味とのギャップ、台湾に旅行に来て何か新しい体験をしたいなら、この店はいいチョイスですよ」とウインクした。秋以降に台湾旅行を計画しているなら、ぜひ今から予約をしておこう。

★お店情報
「女巫貓葵」斗六支店住所・電話:雲林縣斗六市愛國街199號2樓 +886-968-337-774
インスタグラム:@witchcat6320