注目ポイント
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は10日、リトアニアの首都ビリニュスで記者会見し、トルコがスウェーデンのNATO加盟に向けた批准手続きを進めることで合意したと発表。スウェーデンの加盟が事実上決まった。これにより、北欧全5か国がNATO入りすることで、ロシアに対する防衛力が一層強化される。
一方、NATO加盟国は10日、ロシアの攻撃にどのように対応するのかを詳述した防衛計画について、トルコの阻止を押し切って合意に達したと、複数の外交筋がロイター通信に語った。
計画の概要を明らかにすることで、加盟各国に戦力改善などの指針を提示することにもなるという。関係者は、この計画が完全に実施されるには数年かかると見込まれているが、必要であればすぐに戦争に対応することも可能と強調した。
おすすめ記事:
・米がウクライナ支援決めたクラスター弾とは ゼレンスキー大統領が供与を求めるワケ
・ザポリージャ原発に爆発物設置の情報 専門家「冷却システム破壊なら福島再現も」