2023-07-11 台湾

台北映画賞、ワン・ボージエが主演男優賞初受賞「やっと手にできた」/台湾

注目ポイント

第25回台北映画賞が8日に開催され、ワン・ボージエとルー・シャオフェンが主演男優賞と主演女優賞を受賞した。最高賞のグランプリは「鑽石水族世界」が受賞し、最多受賞作品は「疫起」の5部門だった。

主演男優賞を受賞したワン・ボージエ(左)と主演女優賞に輝いたルー・シャオフェン

(台北中央社)第25回台北映画賞(台北電影奨)授賞式が8日、台北市内で行われ、ワン・ボージエ(王柏傑)が「疫起」で主演男優賞を、ルー・シャオフェン(陸小芬)が「今日公休」で主演女優賞をそれぞれ受賞した。最高賞のグランプリにはドキュメンタリー映画「鑽石水族世界」が選ばれた。

ボージエの主演男優賞受賞は初めて。受賞スピーチでは「15年前、台北映画祭で新人賞を受賞しました。今、34歳になりました。やっと手にできました」と感慨深げな面持ちでトロフィーを高く掲げた。

「鑽石水族世界」はエビ養殖事業のためにミャンマーに移り住んだ台湾人男性と、男性と共に事業を営むミャンマーと華人のハーフの女性を追った作品。「台湾の事業家が異国で事業を開拓する複雑さと困難を描き、あまり注目されることのない社会現象を浮き彫りにした」と審査員に評価された。

最多受賞は「疫起」の5部門。主演男優賞の他、監督賞や美術賞などに選ばれた。

(王心妤/編集:名切千絵)

 

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